算数教育

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論文になりました

今年6月のブログで触れた保育所での実験ですが、日本数学教育学会に投稿しましたら採用されて、日本数学教育学会誌算数 第92巻第8号(8月号)に掲載されました。
論文名は
          「年長児における加法逆減法問題の理解度」
                -自己を含む場合と他者のみの場合の比較-
というものです。

問題A:○○ちゃん(被験児)はリンゴを5個持っています。○○ちゃんはB先生(大学生)より2個多く持っています。B先生はいくつ持っていますか。

問題B:A先生(大学生)はリンゴを5個持っています。A先生はB先生より2個多く持っています。B先生はいくつ持っていますか。

問題Aを解いた9人は8人が正解しましたが、問題Bを解いた10人は1人が正解しただけでした。

小学校2年生で学習する内容でも、表現を変えれば年長児でも解けることが判りました。

自己の概念を上手に利用するとこれまで指導困難とされていた問題でも簡単に解けるものが多くありそうです。

要約を掲載します。

論文について詳しく知りたい方はご連絡下さい。
資料を差し上げます。
uemu#wer$1&ra@tsuru.ac.jp   : #から&までを削除したものがアドレスです。

                                       植村

加法逆減算



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指導法の共有

免許更新講習会でのことです。

児童自身に発見させる方法、論理的思考力、等についてお話しした後、1年生の、繰り上がりのある足し算導入の場面について私の考えを述べました。

導入の場面では、9+4などの文章問題が提示されます。そしてそのページに「足して10になる数を求める」などのヒントが吹き出しで提示されます。

私は、足して10になる数を求めること自体を児童に発見させる指導が必要であるとお話ししました。
既に学習した足し算を黒板に書き出して、それらの中から9+4の計算に使えそうなものを選び出して考える方法などを説明しました。

先生方のお話では、「自分は導入の時には教科書は用いない。教科書に載っているようなヒントは児童自身が見つけ出すような指導を心がけている」とのことでした。

児童自身が論理的思考をして自分自身で発見する指導をするためには教科書を用いない、というのは非常に残念な気がしました。

教科書に沿った指導を行えば一定水準以上の指導がほぼすべての教員でも可能な体制が必要であると感じました。

                                   植村

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