FC2ブログ
 

算数教育

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

4の壁

ヒトを含む多くの哺乳類は3までの量を区別することが可能と言われています。そして未開人の中には「1,2,3、たくさん」という数概念の集団もあるそうです。また、3個までは瞬時に見分けられるのに、4個以上になると数えるため、時間がかかると言われます。
3と4の間には大きな壁があります。
いろいろな人がいろいろなところで、3と4のこの壁について例を挙げています。

多くの数字系もまた、3までと4では由来が異なります。「一、二、三、四」、「Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ」と並べれば、3までは量を表す記号であり、4からは量に関係ない記号になっています。そしてアラビア数字も「2,3」は確かに「二、≡」を崩して書いたものであります。むろん1は一本棒です。そして、「4」は量と関係のない記号です。

私は年長児に、「葉っぱが一枚落ちてきました。もう一枚落ちてきました。また一枚落ちてきました。また一枚落ちてきました。全部で何枚落ちてきましたか」という質問をする実験をしました。90%が正解しました。同じ質問を年中児に与えました。彼らには、葉っぱが落ちている数枚の絵から正しく4枚落ちている絵を選ばせるようにしました。5枚落ちている絵を選ぶ幼児が多くいて、年中児と年長児の成長の差を感じました。この年中児も3枚の時は大部分が正解します。

さらに幼稚園の園長さんからお聞きしたのですが、幼児に数字を書かせると、数字の3と4を間違えて書く子が結構いるそうです。わたしは、これも3と4の区別がまだはっきりと付かないからではないかと思っています。

いずれにせよ、3と4の認識ができるようになるのに、ヒトは相当な学習が必要なようです。
気をつけて観察すると3と4の壁はいろいろなところで見つかりそうです。
                                              植村

スポンサーサイト

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。