算数教育

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繰り上がりのある足し算

日本の子供たちの学力低下がみられます。
ゆとり教育前の日本の算数教育を高く評価する外国の教育者もいます。
理由を詳しく説明していると言います。
 しかし、教科書ではそれは本当に説明に終わっているだけで、それを理解させることに力を入れていない場面もあります。

 1年生の繰り上がりの足し算の導入単元を取り上げてみます。   
繰り上がりのある足し算1
                                    たのしいさんすう 大日本図書 算数教科書1年
   
ここに至るまでに児童は、
1.一桁同士の足し算
2.10の補数 (1に対する9、2に対する8など)
3.3つの数の足し算
4.10進法表示、
などを学習します。

それらすべてを正しく理解していなくては、繰り上がりの単元が理解できません。

それらを理解した後、上記のような解き方を学習します。

この解き方は、繰り上がりの足し算を理解するのに非常に重要なものです。

私の疑問は、この解き方が身についたかどうかをほとんど確認することなくすぐに繰り上がり計算の問題に入ることです。

以下が大日本図書教科書の、次ページです。

大日本足し算1


前ページの繰り上がり計算が身についたかどうかを確認する問は2の1題だけで、そのあと繰り上がり計算問題が、直ぐに続きます。

これでは、答えが間違っても、どこを間違えたか、何を理解していないのか判断できません。

私は、繰り上がり計算をする前に、この
  けいさんのしかた
が身についたかどうかを確認する問題が必要と考えます。

それは、

 8+5 を
 8+2+3 
となおしましょう

という問です。

このような問題を何題か解かせることにより、どこでつまづいているかがわかり、
計算の仕方も身につくと思います。

最終解を要求する問だけでなく、途中までの過程を正しく理解したかどうかを確認する問が非常に重要ですが、日本の算数教育はそれにあまり力を入れていません。
改善すべき重要点です。
ここでは、大日本図書を取り上げましたが、他社の教科書でも同様のことがいえます。

ご意見などございましたら
 uemu#qregi%ra@tsuru.ac.jp  (#から%までを削除してください)

へお寄せ下さい。              (植村)





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